Day9(6月15日)鶴岡ー羽黒山ー鳥海山ー横手ー角館
なんとか天気は持っている。8時発、曇り、気温19度。今日はちょっと歩こうと思い、スポーツタイツを履いて、靴も履き替えて出発。出羽三山の羽黒山へ。出羽三山とは羽黒山、月山、湯殿山です。羽黒山は、現世利益を叶える「現在の山」、月山は、祖霊が鎮まる「過去の山」、湯殿山は、新しい生命の誕生を表す「未来の山」らしい。。。もらったパンフレットより。羽黒山を参詣したのは正解だった!
羽黒山頂上(すぐ近くまで車で行ける)の三神合祭殿(さんしんごうさいでん)。月山、羽黒山、湯殿山の三神を祀ってあります。月山と湯殿山は冬の積雪のため登拝できないので、標高の低い羽黒山に三神を祀ってあるとの事。
ここには鏡池という大変信仰されている池があり(中から沢山の銅鏡が見つかった)、元寇の際に、ここで祈りを捧げたら、池から竜が出現し、九州へ向かい嵐を巻き起こしたとの事。そのお礼に、鎌倉幕府から梵鐘が送られたらしい。
しかし、最近の教科書では「元寇」という言葉は使わず「蒙古襲来」という言葉になっているらしい。かつ、神風が吹いたという話もでっち上げらしい。となるとこの鐘もどこから来たのか? 歴史は変わっていきます。
下の参道の入り口のそばに国宝である五重塔があるというので、車で下の参道まで降りる。車道と昔の参道は、山の表と裏の位置関係。
そこから石段をちょっと下って300mほど行った場所に、国宝の五重塔がある。創建したのは平将門と伝えられており、夏場は夜にライトアップされているらしい。
「さあ、これでOK帰ろうかな」と思ったが、石段の参道は、当然上まで続いている。その時、私の心の叫びが聞こえました。「俺は今、何をしているのか? ただ遊びに来ているのか? いや、いや、違う! 修行だろ!!」という叫びでした。まあ、何の修行をしているのか知らないけど。。。。とにかく登ろう!
そんなに簡単に終わりません。修行です。
全長1.7㎞で2,446段あり、両側には樹齢300-500年の杉並木が続きます。この2,446段は私の故郷熊本美里町にある1988年にできた「釈迦院御坂遊歩道」の3,333段に抜かれるまで日本一でした。https://kumamoto.guide/spots/detail/12143
40分かけてさっきまでいた所まで登りつきました。下りは32分。やれやれ。
今日登ったことが、吉と出るか凶と出るかは、明日の朝わかります。
さて、羽黒山の次は、3年前に麓を通って「次は登ろう」と思っていた鳥海山へ。ここも五合目までクネクネ道を車で登れます。霞んでいたが、眺めもな中々! 風が大変強かった。気温も13度と寒い。当初の計画は「五合目まで車で、そこから頂上まで歩く」というものでしたが、あまりにも考えが甘かった。まだ雪が残っていた。
鳥海山を後にして、内陸部に入り、横手経由で角館へ。横手を通り過ぎた所で、看板に「後三年合戦金沢(かねざわ)資料館」というのを見つけて、通り過ぎたけどわざわ引き返して訪問。ここ横手市金沢が「後三年の役」の最後の戦いの場所だったらしい。近くの鉄道の駅は「後三年駅」といいます。中々のネーミングセンス。
後三年の役の源義家といえば、3年前日立から、いわきに向かう途中にも銅像があってその話を書いたなと感慨深いものがありました。結局雨は降らず、頑張ってくれた。
https://mottonihon.hatenablog.com/entry/2019/05/21/063047
(今日のルート)