Day10(6月16日)角館ー田沢湖ー日本海沿岸ー五所川原
昨日の石段上り下りは全く影響なし。普段の鍛錬の成果か!!今日も元気だ!
昨日書くのを忘れていた件。羽黒山を下りる時に、車の給油のランプが点いたのでガソリンスタンド(山形県鶴岡市)に寄ると、何と@181円していた。「とうとう180円を超えたか! しかし慌ててはいけない。」と思い、30Lだけ給油。夕方秋田県仙北市に入ると@163円。同じJAのスタンドなのにこの違い! 今日青森でも160円台があちこちに。県によってこんなに違うのか? いろいろ作戦を考えなければならない。
8時発。雨が降りそうな曇り。気温20度。角館といったら武家屋敷。朝(820頃)の武家屋敷には誰もいない。
その中で、敷地が三千坪ある青柳家という屋敷に入る。200年前の母屋のほかに武器庫と広大な庭があり、庭には現在、郷土館や喫茶店などの建物がある。
その一角に、「解体新書記念館」というのがあった。なぜここに解体新書? 解体新書といえば、杉田玄白・前野良沢の名前がすぐ出てくるが、彼らとこの青柳家が関係しているのか? と思いきや、全く知らないが重要な役割を担った人、小田野直武という人物がいた。この人は、角館の藩士で平賀源内に師事し、解体新書の絵を描いた人だった。解剖図に絵は大変重要です。この小田野さんと青柳さんが親戚関係で、出来上がった解体新書を青柳さんに送っている。
いろいろ勉強になって、次に向かったのが小雨に煙る田沢湖。日本一の水深、423.4mあります。なぜ田沢湖にはこの「辰子像」があるのか?
「辰子」とは誰? 知らない人は、これを読もう、
なんだ。。。明治頃に、悲恋の末に、ここに身を投げた女性かと思っていた。。。勉強になった!
次に向かったのが、秋田の山深いところにある「マタギ資料館」。この地は、今回の旅で「野麦峠」に並ぶ、行きたかった場所の一つ。田中康弘著の「山怪」という本があります。7年ほど前に読みました。著者が日本各地の山で仕事、生活している人々が経験した不思議、怪異な出来事をまとめた本です。ノンフィクションです。現在三巻まで出ているようだけど、最初の本のかなりの部分がこの「マタギ資料館」のある阿仁地区のマタギの人たちに聞いた話だった。実際に経験した話だから、夢のような話が多く、オチはない。だからこそ、ゾクゾクする魅力がある。
http://www.mataginoyu.com/matagi.html
マタギとはただ動物を狩る人ではなく、山の侍だったのだ。。
さて、ここで時間を使ってしまったので、急がないと。。今日は秋田の東海岸、日本海側の五能線と交わりながら進むルートを取る。五能線は日本海に沿って進むので、大変情緒がありそうな路線だ。「あな~~たと~~♪ 乗り~~たい♪ 五能線~~♪」だけど、人は殆ど乗ってないだろうな。。
小雨交じりの日本海はこんなもんでした。晴れてれば素晴らしいだろうな。。
その道をさらに進むと、この辺り一帯の白神山地の中に「十二湖」という場所があった。まさに12個の湖のある場所です。3個ほど訪ねた。
ここも晴れていたら、もっともっと素晴らしいはず。。。
(今日のルート)