もっと北と東を知りたくて。

ウクライナの安寧を願って、梅雨の時期に日本の北と東をめぐる旅

Day19(6月25日) 室蘭ー函館

昨日の雨は止んでいた。735発。晴れ。気温20度。生暖かい。

晴れたので近くにある測量山展望台に行って見た。室蘭市内が見渡せるかも。。

白鳥大橋の眺め
工場群 と 市街地

幸運な事に雲も霧もなく市街地がハッキリ、クッキリ見えました。上ってくるとき商店が続く通りは殆どがシャッター街と化していました。日本の地方はすべてそうです。県庁所在地は何とか生きながらえていますが、そこ以外はすべて死に絶えました。地方を元気にするには、一都三県以外の住人の所得税法人税などの税金を下げるしか方法はないでしょう。
昨日から気温はかなり上がっている。途中27度くらいあった。函館に向かって時計回りの海側を通る事にした。途中、「しかべ間欠泉公園」という看板を見つけて入って見た。10分-15分待つと500Lのお湯が15m吹き上がるとの事。入場料300円。

しかべ間欠泉公園

10分待って、吹き上がった! 間欠泉ではアメリカのイエローストーンが有名ですが(私は行ったことがあります:自慢です)、そこに行けない人は是非ともここ鹿部町へどうぞ! ちなみに観客?は私一人でした。「間欠泉独り占め」です。

さて函館に着きました。気温23度。名所や函館山(今日は曇っている)は皆さんすでにご存じでしょうから(私も存じ上げております)スキップして、向かった先は「函館市総合福祉センター」です。

函館市総合福祉センター

「私は何しに、福祉センターへ?」。昨夜、古いですが、司馬遼太郎の「燃えよ剣」をやっと読了しました。読んだ事のある人は知っているでしょうが、新選組副長の土方歳三(ひじかたとしぞう)の話。京都で薩長から恐れられた土方も鳥羽伏見の戦いで敗れた後、江戸、会津、仙台と転戦しながら、最後は函館までやってきます。そして最後の最後、五稜郭から飛び出して函館の町に殴り込み、この場所で官軍の銃弾に打たれて死にました。その場所です。

土方歳三最後の地

小説の中の土方は真っすぐに生きています。私も見習おうと思いましたが、土方は34歳で亡くなりました。私も、この小説を40年前に読んでおいて生き方を勉強すれば良かったとつくづく感じました。

函館での観光はここだけです。私がここに到着したとき、妙齢のご婦人方が3人いらしゃいました。土方ファンの方々でしょう。

(今日のルート)

Google マップ